えびす塾オンライン・チャリティーコンサートへのお誘い

人生は何があるかわからないもので、大学生の頃には結婚する気も子供を持つ気もなかった私が、なぜか今はイギリスで、2児の母をしています。

たまたま妊娠中にお互い診察時間が隣り合わせだったため知り合った日本人女性のご家族と交流が始まり、そこからバーミンガムにも日本人コミュニティと子供向けの日本語教育の場が存在することを知りました。

ロンドンに日本人コミュニティがあることは前から知っていましたが、バーミンガム周辺にも日本人の方々が意外と多く住んでいらっしゃいます。そんな中、子供達に日本語と日本文化を学んでもらいたいというお父さんお母さんたちが集まり、協力して運営されているのが、幼児向けの「きりんさん会」、日本だと幼稚園の年齢の子供達が集まる「あさひくん」、そして学齢に達した子供達の日本語教育を毎週土曜日に行う「えびす塾」です。日本語の児童書を借りることのできる「きりんさん文庫」も併設されていて、たくさんの絵本を借りることができるのも魅力です。

私の子供達も、「きりんさん会」からお世話になり、上の子は去年から1年生として「えびす塾」に入学しました。

「えびす塾」では、できるだけ多くの皆さんに参加してもらうことと、親同士、子供同士の交流を促進するために授業料は低く設定され、季節ごとに「夏祭り」「運動会」や「新年会」などの行事を行い、その時のバザーや日本食の売上などから運営費を補填してきました。また、ダービシャーやロンドンにある他の補修校と違って、日本の教科書に沿った指導をしつつも、子供達のペースに合わせた少人数制の授業をしているのが特色です。

しかし、コロナウィルスの影響で昨年からこれらの季節行事やバザーを行うこともできず、昨年度からオンライン授業が続いています。このままでは今後の活動費の見通しが立たずに、えびす塾の存続が難しくなるかも知れません。そこで、えびす塾の財政状況を改善し、バーミンガム周辺に住む日本人家族や子供達にとって大切な教育と交流の場を存続させるために、微力ながらチャリティーコンサートを企画いたしました。ロックダウンが続く中での自宅録音となっていることをご了承ください。主人と子供達にも協力してもらい、聴きやすく、子供達にも親しんでもらえるプログラムを考えてみましたので、覗いてみていただけたら幸いです。オンラインコンサートの収入は、手数料を除いた全額をえびす塾へ寄付させていただきます。コンサートページへは、以下のリンクをお使いください、宜しくお願いいたします。

https://vimeo.com/ondemand/ebisujuku

   ~ピリオド楽器で楽しむ古典派のデュエット~

ヴァイオリン:髙橋未希

ヴィオラ:アダム・レーマー

プログラム

W.A.モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏 ト長調 ケッヘル423

アレグロ

アダージョ

アレグロ

子供達と、かえるの歌

F.A.ホーフマイスター: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏 作品19 第5番

アダージョ

アレグロ

W.A.モーツァルト:イヴォンヌ・モルガン編曲によるヴァイオリンとヴィオラのためのアリア、魔笛より

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